熊本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
熊本の方より相続についてのご相談
2023年02月02日
相続手続きは司法書士の先生にお願いしたほうが良いのでしょうか?(熊本)
熊本在住・50代男性からのご質問です。
2カ月前に熊本の実家に住む母が闘病の末亡くなりました。父は数年前に他界しております。相続人は私と弟の2人になるかと思います。弟も熊本に住んでおり、連絡も取りあっているので相続の話し合いも順調に進められるのではないかと思っています。相続財産は実家だった一軒家と預貯金があります。実家はメンテナンスをすればまだ住めるかと思いますが、取扱いについては弟との相談が必要な状態です。
相続手続きは弟と協力して自分たちで進めようと思っていたのですが、色々調べていると司法書士の先生など専門家に依頼できることを知りました。自分たちで進めた方が良いのか、司法書士の先生にお願いした方が良いのか迷っています。(熊本)
相続手続きはご自身で手続きすることも可能ですが、期限が定められている手続きもありますのでご注意ください。
相続手続きは相続人がご自身で進めていただくことも可能です。相続には期限の定められている手続きもございますので、各手続きについてきちんと確認して進めていきましょう。また、相談者様の仰る通り、司法書士などの専門家に依頼することも可能です。熊本にお住まいの方であれば当相談プラザにご相談ください。
この度はお母さまが亡くなられたとのことでしたが、まずはお母さまの相続人が誰になるのか調査をする必要があります。
相続手続きでは法定相続人(法的に相続が認められる人)がご相談者様ご兄弟のみなのか、第三者に証明しなければなりません。お母さまの戸籍を収集し、相続人を確定させましょう。相続手続きには、お母さまが生まれてからお亡くなりになるまでの全ての戸籍謄本と相続人全員の現在の戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は、財産調査やご実家の名義変更の時にも必要となります。生まれてから亡くなるまでの間、複数回転籍をしている方も多くいらっしゃいます。全ての戸籍謄本を取得するには、過去に戸籍の置かれていた各自治体へお問い合わせが必要となるため、お仕事をされている方など、時間が取れない方には手続きが難しいかもしれません。郵送などで取り寄せることもできますが、請求できる権限を証明するために別の書類が必要になったり、届くまで日数がかかったりと手間がかかりますので、このような相続人調査は、相続開始時から早めに行う必要があります。手続きが難しいと感じられる場合には司法書士などの専門家に依頼することも可能です。
また、ご実家の取り扱いについて検討中とのことですが、2024年4月から相続登記の申請が義務化されます。これはご実家などの不動産を相続により取得した相続人が、3年以内に相続登記の申請をしなければならないというルールとなっております。今までは期限の定められていなかった相続登記に期限が設けられることとなりましたのでご注意ください。
相続税申告にも期限がございます。当相談プラザでは提携先の税理士の先生と連携して相続税申告の手続きもワンストップでご対応が可能です。
このように相続手続きにはいくつか注意が必要なポイントがございます。相続手続きについてご不安やお困り事がございましたら当相談プラザがサポートいたします。お気軽にご相談ください。