熊本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
熊本の方より相続についてのご相談
2022年09月02日
相続で受け継いだ土地の名義変更方法について、司法書士の先生に聞きたいです。(熊本)
はじめまして。熊本に住む父の相続について伺いたいことがあり問い合わせいたしました。3カ月前に、熊本の実家で一人暮らしをしていた父がなくなりました。相続人は実子である私と弟です。父が亡くなりさまざまな手続きが必要で大変でしたが、少々落ち着いてきたので弟と遺産の分け方について話し合いを行いました。
父の遺産の内容は熊本の実家と貸し出しているマンション一室、預貯金3000万円です。熊本に住む私が実家とマンションを引き継ぎ、弟が預貯金を相続することで話はまとまりそうですが、まだ書面等は作成していません。
不動産を取得することになったため、今後名義変更の手続きが必要になるかと思われます。あまり関わったことのない分野のため、知識がなく不安です。
とりあえず、どのような流れで手続きを行うのかを教えてください(熊本)
相続された不動産の名義変更手続きについて順番にご説明いたします。
不動産の情報は登記簿に記載されているため、相続で取得した場合でも被相続人の名義から所有者を書き換える必要があります。このことを不動産の名義変更(以下相続登記)と言います。相続開始日から権利は相続人に引き継がれますが、相続登記を行って名義を変更しておかないと、第三者に対して主張(対抗)ができません。また相続後に売却を予定している場合には、引き継いだ相続人の名義に変更されている必要があります。
【名義変更手続きの流れ】
①相続人全員による遺産分割協議を行い、遺産の分割方法を決めます。協議後には協議内容を記載した遺産分割協議書を完成させます。相続人全員の署名と実印での押印が必要です。
②相続登記に必要な添付書類を準備します。
・戸籍謄本(被相続人の出生から死亡まで一式および法定相続人全員の戸籍謄本)
・住民票(被相続人の除票および不動産を相続する人の住民票)
・不動産の固定資産評価証明書
・相続関係説明図…など
③登記申請書を作成します。
④不動産の所在地を管轄する法務局に登記申請書および添付書類を提出します。
不動産の相続登記については2024年から義務化されることが決定しており、義務化後は相続開始を知り、かつ、所有権を取得したと知った日から3年以内に所有権移転登記をしなければなりません。既に相続が発生していて、登記が放置されている不動産についても対象となりますので、速やかに手続きを行ったほうがよいでしょう。
法務局での手続きや、添付書類の収集にご不安がある方はお気軽にご相談ください。
熊本相続遺言相談プラザでは、皆様の相続に関するご心配ごとを初回無料相談で対応いたします。
熊本にて相談実績の多い熊本相続遺言相談プラザでは、相続知識の豊富な専門家が、熊本の皆様の相続手続きが円滑に進むよう親身にサポートいたします。ぜひ熊本相続遺言相談プラザまでお気軽にお電話ください。
熊本の方より相続に関するお問い合わせ
2022年08月03日
相続の手続きが完了するまでにどのくらい期間がかかりますか?(熊本)
熊本で暮らしていた父が亡くなり、現在相続手続きを進めています。相続するものは、熊本の自宅と銀行にある預金くらいです。現在、娘である私は熊本から離れて暮らしていますので、長期休暇で帰省をした際に手続きを進めたいと考えています。何度も帰省するわけにもいかないため、一度の帰省でなるべく進めたいと思っていますが、手続きにはどのくらいの時間がかかりますか?(熊本)
財産の種類により、相続手続き完了までのお時間は異なります。
熊本相続遺言相談プラザにお問い合わせいただきありがとうございます。
相続の手続きが必要な財産として、ご自宅などの不動産、銀行預金や株などがあります。今回のご相談でも、相続財産はご自宅と銀行預金の2点になりますので、こちらについての説明をいたします。
まず不動産については、亡くなられた方の所有していた不動産の名義を相続人様の名義へと変更するための手続きをします。必要な書類には、戸籍謄本一式、被相続人の住民票除票、相続する人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等になります。申請先は、対象の不動産の所在地を管轄している法務局になります。この不動産の相続における名義変更手続きは、資料の収集に1~2ヶ月ほど、法務局へ申請してから2週間程で完了となります。
次に金融資産についてですが、こちらは亡くなられた被相続人が名義となっている口座を相続人名義へと変更、または解約して相続人へと分配する、という手続きを行います。金融資産の手続きは、各機関により必要な書類等に多少違いがありますが、必要な書類は、戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関の相続届等を提出する流れになります。こちらの相続手続きにかかる時間は、資料収集に1~2ヶ月ほど、金融機関での処理は2~3週間程度が一般的です。
今回のご相談では遺言書は見つかっていませんでしたが、遺言書がある場合や行方不明の相続人がいる場合、また相続人に未成年が含まれる場合には別の手続きが必要となるケースもありますので、手続きの時間にも違いが生じる場合がございます。
熊本にお住まいのみなさま、相続手続きについてご不安な点や分からない点がございましたら、ぜひ熊本相続遺言相談プラザへとご相談ください。熊本に地域密着で対応をいたします。まずは初回の無料相談会へとお越しください。少しでもスムーズにお手続きが進むよう、所員一同でサポートいたします。
熊本の方より遺言書についてのご相談
2022年07月01日
遺言書を残したいのですが、どのように作成すれば良いのかを司法書士の先生にお伺いしたいです。(熊本)
司法書士の先生、はじめまして。私は熊本在住の60代会社員です。最近大きく体調を崩したこともあり、もしもの場合に備えて遺言書を残しておこうと考えています。
私には現在住んでいる熊本のマンションのほかに、複数の土地とアパート、いくらかの預貯金があります。相続人となる二人の息子は仲が良く、財産のことで揉める可能性は低いでしょうが、遺言書を残すことで少しでも円満な相続になればと思っています。
ですが、遺言書をどのように作成すれば良いものなのかがわからず、一向に進まない状態です。司法書士の先生、遺言書の作成方法についてぜひとも教えていただけないでしょうか。(熊本)
遺言書の作成方法は、どの遺言方法を選択するかによって異なります。
一般的に知られている遺言書(普通方式)には3つの種類があり、どの遺言方法を選択するかによって作成方法は異なります。まずはどのような遺言方法があるのかを確認し、そのうえでご自分に合った遺言書を作成すると良いでしょう。
- 自筆証書遺言
遺言者が自筆して作成する遺言方法であり、費用をかけずにいつでも手軽に遺言書を作成できるのがメリットです。
ただし、遺言者自身で作成することから方式の不備が起こりやすく、遺言書が無効となる危険性があります。また、自宅で保管するケースが多いため、紛失や改ざん・偽造等にも注意が必要です。
※法務局の保管制度を利用することも可能
- 公正証書遺言
公証役場にて公証人が作成する遺言方法であり、遺言者の口述内容をもとに公正証書で遺言書を作成します。費用はかかりますが公証人が作成に関わるので遺言書が無効となることがなく、確実に遺言書を残せるのがメリットです。
また、遺言書の原本は公証役場で保管されるため、紛失や改ざん・偽造等の心配もありません。
- 秘密証書遺言
遺言者が自筆で作成した遺言書の存在のみを、公証人と2名以上の証人に証明してもらう遺言方法です。遺言内容を秘しておけるのがメリットですが、自筆証書遺言と同様に方式の不備により無効となるリスクがあります。
紛失や改ざん・偽造等の可能性もあるため、利用される方はほとんどいないのが実情です。
ご相談者様が所有している財産は分割しにくい不動産が大半を占めているため、遺言書が無効となった場合にはお子様同士で少なからず揉めることになるかもしれません。円満な相続を希望されるようであれば、法的に有効な遺言書を残すことができる「公正証書遺言」で遺言書を作成することをおすすめいたします。
遺言書は相続において最も優先される法的な効力をもつ書類ですので、遺言書を残しておけば相続人同士の無用な争いを回避することが可能です。どのような内容の遺言書を作成すれば良いかお困りの際は、相続・遺言書作成を得意とする熊本相続遺言相談プラザの司法書士にお任せください。
熊本相続遺言相談プラザでは遺言書に関するご質問・ご相談はもちろんのこと、遺言書の文面のご提案や必要書類の収集など幅広くサポートさせていただいております。
熊本の皆様の相続・遺言書に関するお困り事を解消できるよう、司法書士ならびにスタッフ一同、親身になってご対応させていただきます。まずはお気軽に熊本相続遺言相談プラザの初回無料相談をご利用ください。