熊本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
熊本の方より相続に関するご相談
2024年01月09日
司法書士の先生、遠方にある不動産の相続手続きも、現地で行うしかありませんか?(熊本)
熊本の実家に暮らしていた父が亡くなり相続手続きを進めているのですが、相続した不動産の手続きについて司法書士の先生に伺いたいことがあります。
父は熊本の実家の他に、関西の方に土地を所有していました。父はもともと関西の生まれで、祖父から引き継いだ父名義の土地が特に活用されないまま残っている状態です。相続人である私も妹も熊本に住んでますし、関西の土地は今後も活用する予定はないので売却しようと考えているのですが、売却するためには名義変更の手続きが必要だとわかりました。
この土地の相続手続きは、熊本の法務局でできますか?それともやはり現地で手続きするしかないのでしょうか。日中は仕事で忙しいので、なるべく手間をかけずに相続手続きを終わりにしたいというのが正直なところです。(熊本)
現地に出向かずとも不動産の相続手続きを行う方法があります。
不動産の所在地ごとに法務局の管轄は決まっていますので、残念ですが関西の土地の相続手続きを熊本の法務局で行うことはできません。相続した不動産が複数ある場合は、それぞれの不動産の所在地から、管轄の法務局(または支局、出張所)を調べてひとつひとつ相続手続きを行う必要があります。法務局の情報は法務省のウェブサイトに掲載されていますのでご確認ください。
法務局への相続手続き申請方法は、現地に出向くほかにも方法がありますのでご紹介いたします。
窓口申請
平日の法務局受付時間に出向き、窓口で直接申請する方法です。
オンライン申請
パソコンに申請用総合ソフトという専用ソフトをインストールし、作成した登記申請書をオンラインで送信する方法です。日本全国すべての法務局がオンライン申請を受け付けていますので、遠方の不動産であっても所要時間や費用の差はほぼなく申請を終えることができます。
郵送申請
作成した登記申請書を郵送し法務局に提出する方法です。この申請方法の場合、到着ミスを防ぐために簡易書留以上の方法で送付することをおすすめいたします。また返送を受領するために返信用封筒も同封しておきましょう。
郵送代はかかりますが、現地に出向く窓口申請と比較すると旅費がかからない分、費用と時間を節約できます。
ただし、申請書類に少しでも不備があると差し戻されてしまうため注意が必要です。登記申請書の書き方には厳格なルールがあるため、どんなに些細なものでもミスがあると申請者本人が修正しなければなりません。窓口申請であればその場で直せるようなものでも、郵送申請の場合は何度も郵送でやりとりが必要になるため、かかる手間や時間が倍以上になる可能性もあります。
相続手続きは非常に煩雑なものが多いため、熊本の皆様の大切なお時間を守るためにも相続の専門家に対応を依頼することもぜひご検討ください。
熊本相続遺言相談プラザでは不動産登記のオンライン申請にも対応しています。遠方の不動産を相続した熊本の皆様はもちろんのこと、熊本の不動産の登記申請もお手伝いしますので、どうぞお気軽に熊本相続遺言相談プラザまでお問い合わせください。相続の専門家が、初回完全無料にてご相談をお受けいたします。